2013年10月17日

New Orleans(1)

ニューオリンズ(New Orleans)はアメリカの南部、メキシコ湾に面するルイジアナ州(Louisiana)最大の都市です。ルイジアナ州は、アメリカの領土となる以前、フランスやスペインの植民地であったことから、アメリカの中でも異国情緒溢れる街です。

ルイジアナ州は、フランスの植民地時代の1699年に、当時の国王ルイ14世にちなんで「ルイのもの」という意味で「ルイジアナ」と名付けられました。ニューオリンズはフランスの王族オルレアン公の名前にちなみ、1718年に「ヌーベル・オルレアン」(La Nouvelle-Orléans)と名付けられ、ルイジアナの首都となり、多くのフランス人がこの土地に移り住みました。

1803年にナポレオンによって1500万ドル(約15億円)という破格な値段でアメリカに売却され、New(=Nouvelle) Orleansと呼ばれようになりました。アメリカに売却された土地はミシシッピーからカナダにわたる広大な土地であったことから、アメリカの領土はそれまでのおよそ2倍になりました。

当時のニューオリンズの市街地は、現在は「フレンチ・クオーター」(French Quarter)と呼ばれ、フランスの香り漂う魅力的な街として世界中から多くの観光客が訪れます。
ラベル:アメリカ 歴史
posted by seig-eca at 15:14| アメリカの街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月03日

『プライドと偏見』に垣間見る18世紀のイギリス結婚事情

イギリスの有名女流作家、ジェーン・オースティンが書いた『高慢と偏見』を映画化したのが、今回ご紹介する『プライドと偏見』です。

この物語はオースティンが実際に体験したことを基に書いたと考えられています。200年以上経った今でも、この小説が多くの人に読み継がれている理由は、現代人にも十分興味深い題材だからです。

当時の女性は親の財産を相続することはできず、生計を立てるには結婚するしかありませんでした。親も子どもの結婚によって自分たちの余生が左右されるため、子どもの結婚にはいろいろと口をはさみます。いくら相手に好意を持っていても、財産が十分でなければ結婚には至らないことも多くあったようです。実際、オースティンもそれを経験した1人でした。

財産の相続権や女性の社会進出、結婚の自由など、200年前には認められていなかったものが今は数多く認められていますが、結婚相手に生活力があるかないかを結婚条件の1つとして考える人は、今でも変わらず大勢いるようです。

題材の着眼点だけでなく、人物設定や会話なども緻密に練られていて現代の小説に見劣りしないことも、未だに人々がこの小説を読む理由になっています。当時、女性はほとんど外に出ることはなく毎日、家事こなしたり、おしゃべりをしたりして一日の大半を家の中で家族と過ごしていました。もちろんテレビや電話、新聞もなく、完全に社会と断絶された状態だったのにもかかわらず、周りの人間を観察することで彼女はこの小説を書き上げたのですから驚きです。

18世紀末のイギリスの生活が興味深く描かれている『プライドと偏見』は必見です。
posted by seig-eca at 15:55| 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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